PHILM
RAWを「撮影時に像面へ届いた光の測定値」として使います。同じ構図・同じF値で選んだフィルムに露光したとして、フィルム上の粒子が光子を吸収する確率から潜像を標本し、画面全体で膜厚方向と横方向の反応拡散(現像主薬・色素の移動と反応)を GPU で解いて、受像層の色素とその反射を計算します。カラーネガ(Portra 400)は、現像したネガの透過光で印画紙を露光し、印画紙も同じ方法で現像します。現像表やぼかしで絵を作ることはしません。フィルムの性質は、メーカーのデータシートに合わせて決めています。「PHILM Ideal」は、同じエンジンの上で一から設計した架空のフィルムです。
またはここにドロップ
DNG・NEF・CR2・ARW・RAF など(dcraw 9.27)
計算はすべてこの端末の中で行います(WebGPU が必要)
「もし露出を変えて撮っていたら」という仮定です。
印画紙に当てる光の量の変更です(自動露光のときは、その結果からの変更)。+で濃く(暗く)、−で淡く(明るく)焼けます。ネガは現像し直しません。
色補正フィルター(CC 値)の足し引きです。フィルターを足した色がプリントで弱まります(イエローを足すとプリントは青み、マゼンタを足すと緑みに)。
プリントの白(反射率が100%より低い)は、画面上では少し灰色に見えます。
RAWの隣り合う2×2の値を平均して、細かさを軸ごとに半分にしたものを同じ条件でフィルムに露光し、結果の違いを測ります。粒子のゆらぎは両方で同じものを使います。
表示しているのは、完全に現像された状態です。下のグラフは、露光していない部分の1カラムを計算した結果で、受像層に届いた色素量と、処理液層のアルカリ濃度を示します。
乳剤層の分光感度(データシートの実測値。上の層を通った後の感度として測られたもの)と、色素の吸収スペクトルです。